適正性監査(てきせいせいかんさ)

わが国の証券取引法に基づく財務諸表監査では,監査人の意見は,経営者の作成した財務諸表が,一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して,企業の財政状態,経営成績およびキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において,適正
に表示しているかどうかについて表明されます。
この意見表明の形態を適正性監査といいます。
監査人は,財務諸表の適正性を判断するにあたって,たんに経営者の採用した会計方針がGAAPのいずれかに継続的に準拠しているかどうかだけでなく,その会計方針の選択や適用の方法が会計事象や取引の実態を適切に反映するものであるかどうかを判断し、そのうえで財務諸表の表示方法が適切であるかどうかについても評価しなければなりません。
なお、財務諸表には全体として重要な虚偽表示がないということについ合理的な保証を得たとの監査人の判断を含んでいると理解されています。