帳簿決算(ちょうぼけっさん)

決算本手続ともいいます。
帳簿決算はあらかじめ予備手続として,試算表の作成および棚卸表の作成,必要に応じて精算表の作成などを行った後,決算整理,収益勘定・費用勘定の締切り,資産勘定・負債勘定・資本勘定の締切り,全帳簿の締切り,といった一連の手続をふみます。
まず決算整理に基づいて整理記入を行います。
主たる修正事項は,棚卸資産の棚卸高,固定資産の減価償却,繰延資産の償却,引当金の設定,収益費用の見越し繰延べ,未実現利益の除去などがあります。
次に収益勘定および費用勘定を損益勘定に振り替え,未処分利益額が算定される、次に資産・負債・資本の各勘定を締め切ります。
大陸式決算法では決算残高勘定を設け,これを相手勘定とする仕訳を行って締め切
ります。
これに対し,英米式決算法では仕訳を経ずに直接締め切ります。
英米式は簡便ではありますが,検証性に欠けるため,決算後試算表を作成し決算整理後の資産・負債・資本の残高の正確性を検証する必要があります。
最後に仕訳帳と元の締切りを行います。
仕訳帳は決算整理前にいったん締め切り,決算整理および上記諸勘定の締切仕訳を行った後,再び締め切ります。
次に補助元帳と元帳との残高を照合し,差額が生じた場合は元帳の整理記入を行い補助元帳の修正を行ったうえで締め切ります。
これら帳簿決算を終えた後,決算手続の最終段階である財務諸表の作成が行われます。