77.借入金を管理する

企業活動における仕入・販売を支えるためには、資金が必要です。

銀行借入が必要となる場合、「いくら借入できるか」がポイントとなります。
借入金額は、将来の利益の予想額から算出される返済可能額と担保価値とで決定します。
金融機関が取引先と締結する契約をまとめた特約に「金融取引約款」があります。
特に重要なのは、「期限の利益喪失」です。
借入契約書どおりに返済していれば、急な返済を求められる事はありません。
これを「期限の利益」と言います。
返済が遅れると期限の利益を喪失し、一括弁済を求められることになります。したがって、借入金の返済管理は大変重要になってきます。
借入金返済台帳を作って管理しても良いのですが、銀行から渡される返済予定表に工夫を加えて管理台帳にするのも良い方法です。

金利負担にも注意しておきたいものです。

金利の高低だけではなく、固定金利か変動金利かなどを確認します。
借入の条件として預金の預入が求められている場合は、契約金利より実質金利が高くなります。
また、アドオン法による金利計算では、分割返済契約でも、当初借り入れた元本に対して金利を計算するので、契約金利より実質金利が高くなりますので錯覚しない様に注意を要します。